先週末のオールラッシュも無事終わり、
今週からまたカラコレ作業に戻っています。
カラコレというのは、色(カラー)を調整する(コレクション)の略で、
例えば紅葉の赤を際立たせたり、役者の顔だけを少し明るくしたり、そういった調整をしながら
映画の一枚一枚の画を完成させていく作業を言います。
これがカラコレの部屋!真っ暗で、時折睡魔が・・・

劒岳点の記では、最新の4Kの環境でカラコレを行っています。
4Kというのは、フィルムをスキャンしてデジタルデータとして取り込む際の精度のことで
正確には 4096×2160 の画素数ということになります。
つまり、アナログのフィルムをデジカメの約 900万画素の写真として
一秒間に24枚取り込んでいる、と考えてもらえばいいと思います。
そうすると、映画一本でテラ単位のデータサイズになるんです。
超アナログ人間と思われがちな木村さんですが、
デジタルも第一人者を自負しています。
というのも、この作品の前に「赤い月」「憑神」と、すべてデジタルで仕上げているからです。
劒岳の頂上には、数十キロするライトをいくらでも持っていけるわけではありません。
このくらいの照明であればあとはカラコレで修正できる、という木村さんの経験と計算があった上で
最小限の機材に絞り込んで、山の撮影に臨んでいたのです。
さて、今日も真っ暗な現像場のカラーグレーディングルーム(カラコレ部屋)に
木村さんの指令が響き渡る・・・。
見よ、このボタンの数!


